今月のアーティスト:@skizodraws

Skizoの生みの親、Felipe Becerraさんをご紹介します。Skizoは、生きることの奇妙さや美しさ、そしてときに感じる居心地の悪さを見つめながら旅をする、さすらいの骸骨です。

ハロウィンムードが高まる10月に向けて、Felipeさんがその不思議でユニークな世界観を毎月恒例のサンキューカードに持ち込んでくれました。デザインは、この季節にぴったりのダークなカーニバルです。

9月30日 2026年

黒いパーカー姿でスタジオに座り、テーブルの上にステッカーを並べる男性。背景には彫刻やアート作品が飾られています。
今月のアーティスト:@skizodraws
暗い背景に置かれたステッカーシート。ボトルやお墓、ヤギなど、カーニバルをテーマにしたイラストが描かれています。
お立ち会い!Skizoのダークなカーニバルへようこそ

骨の髄までアートに本気:アーティストSkizoDrawsをご紹介

コロンビア出身、カナダのケベック州育ちのFelipeさん。子どもの頃から尽きることのない「作りたい」という好奇心を、今ではフルタイムの仕事にしています。大胆な線と雰囲気のある世界観が特徴のデジタルイラストに、実存主義や心理学、哲学についての思索を重ね合わせるのが彼のスタイルです。骸骨に目を奪われて見ているうちに、もっと大きな何かについて考えさせられる。そんなアートです。

授業中に描いていた絵とInstagramへの投稿から始まった活動は、今では独立したクリエイティブビジネスに成長しました。グッズやステッカー、ストーリーテリング、さらにはSkizoの冒険を現実の世界へ届ける毎月のMail Clubまで手がけています。

今回はFelipeさんに、アートを中心にした生き方、ほかのクリエイターから受けるインスピレーション、Skizo誕生の背景についてお話を伺いました。そして、最高のアドバイスは意外とシンプルで、「とにかくアートを作ること」なのかもしれない、その理由も。

10月の「今月のアーティスト」

StickerApp: こんにちは、Felipeさん!10月の「今月のアーティスト」にお迎えできて、本当にうれしいです。まずは自己紹介をお願いします。Felipeさんって、どんな人ですか?

Skizo: Felipe Becerraです。25歳で、コロンビア出身、カナダのケベック州で育ちました。ずっと夢見てきたのは、アートで生計を立てること。毎朝起きて何かを作れるなら、それだけでもう夢の人生を生きている気がします。「楽しい」と思えない人生を送ることがずっと怖かったので、絵を描いて暮らせるのは本当に楽しくて、わくわくすることなんです。

僕は独学のアーティストで、学ぶことや上達することにちょっと取りつかれています。子どもの頃から、新しい趣味に挑戦したり、新しいスキルを身につけたり、ゲームをしたりしてばかりいました。その好奇心は今もまったく消えていなくて、アーティストとして成長できた一番の理由のひとつだと思います。

StickerApp: 素敵ですね。これまでのクリエイティブな歩みについて教えてください。どんなふうに始まったんですか?

Skizo: 物心ついたときから、ものづくりが大好きでした。子どもの頃はペーパークラフトを作ったり、粘土で遊んだり、絵を描いたり。と言っても、それはたくさんあった趣味のほんの一部でしたけどね。

本格的になったのは2017〜2018年ごろ、学校の授業中に絵を描き始めてからです。授業はちゃんと聞きつつ、眠気覚ましに描いていたんです。Pinterestで何時間も画像を眺めては、できるだけ正確に描き写すことを自分に課していました。そのうち資料を写すのをやめて、オリジナルのイラストを描くようになりました。

友だちからInstagramに絵を投稿しなよとずっと言われていて、そのうちのひとりに押し切られる形でついにアカウントを作りました。知らない人が僕の作品を気に入ってくれるなんて思ってもいませんでしたが、いいねやコメント、メッセージを通じて作品が誰かに届いていると実感できて、それが毎日描き続けるモチベーションになりました。振り返ると、あれがすべての始まりでしたね。

植物を背景に、手に持ったステッカーパック。「SPOOKY STICKER PACK」と書かれたヘッダーが付いていて、不気味なテーマのイラストステッカーが入っています。
ドクロの上に立つ、ピンクの道化師の帽子をかぶったヤギ。背景にはステッカー。

StickerApp: 持つべきものは友、ですね。キャリアの方向性をガラッと変えた転機はありましたか?

Skizo: コロナ禍が始まったとき、貯金をすべてつぎ込んで自分のオンライングッズストアを開くことにしました。そのとき初めて、この趣味が本当の仕事になり得ると気づいたんです。

ストアを1年ほど運営したあと、大学を辞めてフルタイムでアートに専念するという難しい決断をしました。それ以来、新しい表現方法を試したり、新しい商品を作ったり、新しいスキルを学んだりと、常に自分に挑戦し続けています。いつも順調だったわけではありませんが、ひとつひとつの挑戦が今の僕をつくってくれました。

StickerApp: すごいですね。アーティスト、クリエイターとしての原動力は何ですか?一番影響を受けているものを教えてください。

Skizo: 一番のモチベーションは、Instagramにいるほかのアーティストたちです。

2017年に作品を投稿し始めてから、刺激を受け、もっと上手くなりたいと思わせてくれるアーティストをフォローしてきました。Instagramのフィードはあえてアートで埋め尽くしています。素晴らしい作品を毎日目にすると、どんなことが可能なのかを思い出せるし、学び続ける意欲も湧いてくるからです。ミームやどうでもいい投稿を眺めるかわりに、フィードがいつもアートと創造性であふれるようにして、モチベーションを保っています。

StickerApp: なんだか心が温まるお話ですね。これからクリエイティブな道を歩み始める人へ、一番のアドバイスをお願いします。

Skizo: とにかくアートを作ること。心から楽しめて、絶対に飽きないと思えるものを選んで、結果をあまり気にせず続けてください。

上達は繰り返しの中で自然とついてきます。最初から上手な人なんていないし、それでまったく問題ありません。何か新しいものを作るたびに、小さなことをひとつだけ改善するよう意識してみてください。コツコツ続けていれば、自分でも驚くほど遠くまで行けるはずです。

StickerApp: ご自身のスタイルをどう表現しますか?お気に入りのテクニックも教えてください。

Skizo: 僕が描いているのは、骸骨のSkizoが美しくも奇妙な世界をさまようデジタルイラストです。

作品には、実存主義や心理学、哲学についての短い考察を添えるのが好きです。生きることの居心地の悪さ、美しさ、そしてときに戸惑うような感覚を探る言葉たちです。目指しているのは、見た目がおもしろいだけのものではなく、見た人がふと立ち止まって考えるきっかけになる作品です。

緑の薬液が入ったボトルの中にドクロが浮かぶ、クリア素材のダイカットステッカー。背景にはステッカー。
「RIP」と書かれたお墓と、地面から中指を立てる骸骨の腕が描かれた、ビニール素材のダイカットステッカー。背景にはステッカー。
頭にカラーコーンをのせて地面に座る骸骨の、クリア素材のダイカットステッカー。背景にはステッカー。
ラバランプを持つ骸骨の手と浮かぶドクロ、「REALITY? WFT IS THAT?」の文字が描かれた、ビニール素材のダイカットステッカー。背景にはステッカー。

StickerApp: いいですね。10月のサンキューカードのデザインについて教えてください。インスピレーションはどこから来たんですか?

Skizo: 10月らしく不気味で、目を引くものを作りたかったんですが、定番のカボチャやおばけには頼りたくありませんでした。

そこで選んだのが、ダークなカーニバルというテーマです。ミステリアスでぞわっとする雰囲気がありつつ、自分の作風にもしっくりなじむんです。

StickerApp: たしかにゾクッとしますね。ビジネスやパーソナルブランドに、ステッカーをどう活用していますか?

Skizo: オンラインで作品を売り始めたときから、ステッカーはずっとビジネスの中心です。デジタルアートを、実際に手に取って楽しめる形にする最高の方法のひとつなんです。ノートパソコンや水筒、ノート、デスクに貼ったり、プレゼントにしたり、コレクションしたり。楽しみ方は人それぞれです。

僕のイラストは線が太くシルエットがはっきりしているので、ステッカーにとても向いています。みなさんが身の回りのものにシールを貼って、ちょっとした個性や遊び心をプラスしているのを見るのが大好きです。

StickerApp: さすがです!StickerAppをステッカーのパートナーに選んでいただいている理由は何ですか?

Skizo: 僕にとって、品質はずっとすごく大事なことです。作品を載せる商品にも、イラストそのものと同じくらい特別感があってほしいと思っているので。

StickerAppはいつも素晴らしい印刷品質で仕上げてくれますが、それ以上に、注文のしやすさがこれまで使った中でもトップクラスなんです。サイトは直感的で、エディターも使いやすく、最初から最後までスムーズ。ビジネスをしている身としては、そのシンプルさのおかげでかなりの時間を節約できるし、新商品づくりもずっと楽になります。

StickerApp: うれしいお言葉、本当にありがとうございます。最後に、これからの目標を教えてください。

Skizo: 今いちばん力を入れているのは、「Mail Club」です。

画面の外でも僕のアートを体験してもらえる方法を作りたくて、毎月新しいイラストを1枚描き、限定ステッカーと、骸骨のキャラクターSkizoの視点で書いた手紙をセットにしてお届けしています。まるでSkizoが冒険先から、あなたに直接手紙を書いているような感覚です。

その体験の中で、ステッカーはとても大きな役割を果たしています。Skizoが訪れた場所のお土産だったり、旅の途中で見つけた大切なものだったり。ひとつひとつの物語に命を吹き込んでくれるんです。

魔法やヒーローが登場するファンタジーの世界ではありません。Skizoがさまようのは、静かで見捨てられた世界。美しい場所を見つけながら、人生や孤独、生きる意味、そして生きていることに伴う不思議な感情について思いを巡らせています。

このMail Clubは、ストーリーテリング、イラスト、世界観づくり、そして実際に手に取れるプロダクトという、僕の好きなものすべてが詰まった、これまでで一番意義のあるプロジェクトになりました。毎月、何百人もの人が新しい物語やアート、ステッカー、手紙が届くのを楽しみにしてくれていると思うと、本当にやりがいを感じます。今、創作のエネルギーのほとんどをここに注いでいます。


Felipeさん、素敵なお話をありがとうございました!Skizoの最新情報は、FelipeさんのInstagram(@skizodraws)をチェックしてください。


Person smiling in front of a bookshelf with neatly arranged books. Black and white image with a wooden background.
著者
Annie
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